先週末、ゼファーというマンデベが民事再生。
大阪の近藤産業が破産したことが引き金。
社債の償還といった時限爆弾もきいた。

建設、不動産の倒産が相次ぎ始めそろそろ底は近いかな?なんて思い始める。
実際、日本市場へ再度外資が不動産取得に動き出している。

確か、ゼファーは2002年創業。バブル崩壊の痛みを乗り越えてきた企業でない。
その上、昨今は、リートなる不動産投資信託の登場で、売れ残りそうな物件に賃貸の借り手をつけて、まとめて売却するという手法が横行。

配当利回りの良さで、不動産は買えないけど、リートなら買うことが出来る投資家が、資金を提供してくれるおかげで、新興不動産は最高の出口が設定されてきた。

作れば売れる状態。そう長くは続かない。

新興不動産は、銀行が面倒見るかどうかだなぁ。多少、自己資本比率が高い会社でも、棚卸し資産の内容が悪ければ(悪くなれば)、あっという間に資本を食いつぶす。

個人的に学んだことは、流れというのは一瞬で変わるものだと。
崩壊するのは速い。
いいときこそ気を引き締める必要がある。