今頃、GMOインターネットの会社説明会ビデオを聞いた。(11月開催)。
最近、中小の消費者金融を買収し続け、一気に金融事業を拡充している。
私もネットと金融というのは、相性がよいと思っているのですが、昨今は消費者金融やクレジットカード会社に逆風が吹いている。よく言えば、逆バリで安く買える。悪く言えば、時代の罠に飛び込んでしまったかもしれない。

金融事業への参入について、社長が面白いことを言っていた。
・アメリカのダウ指数が算出された当初から残っている会社はGEだけ。GEは、(今で言うIT)白物家電のイメージがあるが、金融事業が収益源。
・日本でも財閥解体が行われ、その後も残ったブランド(財閥)となくなったブランド(財閥)の違いは、金融に参入したかどうか。
・金融事業は2千年以上続いた社会のインフラ。
・社会のインフラとしての金融とネットの融合。ネットとの融合でベンチャーでも勝てると判断した。


 企業集団の拡大の命運を握るのは、金融事業に参入し、それが柱になったかどうかという視点は面白い。

 どんな会社でも、あの時、この事業に参入していれば・・・という頃があるだろうし、マイカルのように収益の柱であったマイカルカードを売って、民事再生法という会社もある。
 現在も残った財閥と、なくなった財閥の違いが、金融に参入したかどうかと言い切るのは危ういが、金融事業が安定した収益源となり、グループを支えたのかもしれない。